経済学部・経営学部・商学部の違いって知ってる?違いを把握して学部選び♪

学部に関する話

大学にはいくつもの学部がありますが、学部の何が違うのかまで理解している人は意外と多くありません。
これから学部を選ぶ人に、各学部の違いを説明します。

大学により学部が異なる事がありますが、文系の学部では、経営学部、経済学部、商学部を選ぶ人が多いです。
一見似ている様ですが、実はそれぞれに違いがありますし、共通するところもあります。

共通点は、経済に関連する知識を学べる事です。
経済に関連する理論として、経済史を学び、さらにミクロ経済学やマクロ経済学を学ぶ必要がありますが、これについては経営学部、経済学部、商学部の全てで必修科目としているため、実際にはどの学部でも必要なことが学べます。
では何が違うのかを詳しく見ていきましょう。

経営学部

経営学部では主に経営に関する事を学びます。
将来起業を考えている人にとって経営学は最も重要ですが、他にも経営管理や生産管理など実務に生かせる事が学べるのはメリットです。
自分で起業しないとしても、社会に出たら経済学で学んだ知識は大きな武器となります。
さらに幅を広げたい人は、情報システムやリスクコントロールの理論を学んでおく事をおすすめします。

経済学部

経済学部では経済の全体像を学びます。
経済に関連する理論はもちろんですが、世界経済史や日本経済史も学んでおきます。
文系に属しますが、数学を学ぶ事も多く、統計学を学びたい人には特におすすめです。
その代わり数学が苦手な人は授業を楽しめないかもしれません。

経済学部は教授により授業内容が変わるのも特徴です。
経済学者について文献を学ぶ事もありますが、中には1年間徹底的に1人の経済学者について学ばせる教授もいます。
たくさんの事を学びたい人は、教授選びも重要です。

商学部

商業全般を学ぶのが商学部です。
経営学部にも似ていますが、どちらかというと経営者というよりも、現場に近いところで役立つ知識を身につけられます。
特に会計関連を重視している大学が多く、簿記は必修となっています。

簿記検定3級があれば、単位を取ったも同然というケースも少なくありません。
簿記にも言える事ですが、少し数学的な知識が必要です。
ただし本格的で複雑なものではないため、少しくらい数学が苦手でもやる気があればなんとかなります。
会計関連の場合は電卓を使いますが、電卓の機能を使いこなせるかも意外と重要です。

いかがでしょうか。
大雑把に見ると経営学部、経済学部、商学部はどれもそれほど違いがわかりませんが、詳しく紐解いてみると、それぞれが別の学部である意味が分かると思います。
これから学部を選ぶ人は、自分が将来何を目指したいのか、それを可能にするには何が必要かをよく考えて選んでください。